WA-QU EXHIBITION/Fuori Salone2004 in MILAN リポート

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京都発大龍堂:通巻2433号

■WA-QU EXHIBITION/Fuori Salone2004 in MILAN リポート■
世界のデザイント・レンドを方向づける世界最大のイベント「ミラノ・サローネ」が
今年も4月14日〜19日までイタリア・ミラノで開催されました。
「ミラノ・サローネ」とはファッションにおける「パリ・ミラノ コレクション」と同様に家具・インテリアにおける最も重要な展示会です。世界中から約2,000社以上の企業が巨大な展示会場で新製品発表を行い、ミラノ市街ではショールーム、ギャラリー、倉庫などを改装したスペースを舞台に270カ所でデザイナーやアーティストがそれぞれの作品発表を行いました。デザインというソフトが21世紀の新資源として注目を浴びる中で、このイベントの持つ経済的側面の重要性も益々高まりつつあります。

昨年のミラノ・サローネにロンバルディア州展示会協会から招聘された京都のデザイナーグループが提案した『和空』展という展示会は、現地のみならず日本のあらゆるメディアに大きく取り上げられ話題となりました。

今年、第2回目を迎える『和空』展(WA-Qu EXHIBITION)は、昨年に引き続き京都を拠点に活動するデザイナー10名を中心に現代の『和』という日本的概念を世界のデザイン・シーンに向けて発信しました。

今年の会場はカッペリーニやザノッタ等、有名企業が出展しているトルト−ナ地区の倉庫群の一画にておこないました。世界中のたくさんの方にご来場いただき、好意的な評価、ビジネスにつながる数多くのオファーが全てのデザイナーに与えられました。

デザインがボーダレス化する中での 「WA-QU」のデザイン活動はサローネにおいて出色のオリジナリティーを示し、われわれの現代というものが和の歴史とともに、ひとつの時間軸上にあることを強く感じさせられました。

■WA-QU EXHIBITIONパンフレットよりWA-QUとは「和の空間」、すなわち日本の空間です。日本を代表するする歴史都市・京都を拠点に活動するデザイナーには長い伝統を現代にどのように生かすか、或いはどのように継承するかという大きな命題が常にあります。これは単なる技術の問題を越えた、いわば美的な質の課題であることはいうまでもありません。

今年ミラノで二回目を迎えるこの展覧会は、京都に縁のある10人のデザイナーが日本の伝統的な建築空間に宿る「和」の精神と、生活の道具としてのモノとの関わりの中に新たな価値を表現しようとしたものです。

まだ始まったばかりのこの試みが現代の和・空間「WA-QU」として、やがて独自のスタイルに昇華してゆくことを願って。
(プロデューサー/中塚重樹)
<デザイナー>
堀木エリ子/杉木源三/辻村久信/寺尾純/大縄順一
山下 順三/谷口一也/角直弘/關 聡志/草木 義博
※下記のWEBページに現地の速報リポートが紹介されています。
各々のデザイナーの作品は下記をご覧ください。
プロデュース:中塚重樹
会場構成:杉木源三(株式会社スペース)
コーディネート:寺尾純(STUDIO TERAO)
グラフィック:大衡秋逸郎(gridGraphic)
協力:
小川 勝章(造園植治)
西清マテリアル株式会社(素材協力)
カラーキネティックス・ジャパン株式会社(外部照明)



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