法隆寺_日本仏教美術の黎明_

2343号      2353号


京都発大龍堂:通巻2348号

春季特別展
《法隆寺》
_日本仏教美術の黎明_

日時:2004年4月24日(土)〜6月13日(日)
9:30〜17:00
毎週金曜日は19:00まで開館
(入館は閉館30分前まで)
休館日:毎週月曜日
但、5月3日(月)は開館 5月6日(木)は休館
場所:奈良国立博物館
〒630-821
奈良県奈良市登大路町50(奈良公園内)
TEL:0742-22-7771
観覧料金:
一般 1000円(900円)
高校生・大学生 700円(600円)
小・中学生 400円(300円)
※( )内は20名以上の団体料金、および前売料金
※5月5日(水)こどもの日は小・中学生は無料です主催:
奈良国立博物館・
朝日新聞社・
NHK奈良放送局
協力:日本航空
日本に仏教が公けに伝えられたのは西暦538年とする説が有力です。記録によれば、このとき、朝鮮半島に分立していた三国のひとつ百済(くだら)の聖明王(せいめいおう)が、日本の朝廷に仏像・経論等を送り、仏教が優れた法であることを伝えました。
この後日本では仏教を受け入れるか否かで争いが起きましたが、やがて仏教を奉ずる一派が勝利をおさめ、奈良・飛鳥の地で日本最初の伽藍、飛鳥寺(法興寺)が建立され、はじめて本格的な仏教文化の花が開いたのです。これとほぼ同時期、推古天皇の摂政として国政にあたっていた聖徳太子は、仏教を深く信奉し、これを研究して自ら経疏を著すなど、黎明期の日本仏教をリードしました。太子が、当時住んでいた斑鳩宮に隣接する場所に建てたのが斑鳩寺、すなわち法隆寺です。
法隆寺は天智9年(670)に焼失したとされますが、まもなく再建され、世界最古の木造建築である金堂・五重塔をはじめ、堂内に安置された数多くの尊像や、様々な荘厳具・仏具、また堂宇に葺かれた瓦など、最初期仏教美術の宝庫として、世界に輝く存在です。
本展は、これら法隆寺に伝来した文化財を中心に、美術作品を通じて黎明期、すなわち飛鳥時代の日本仏教美術の種々相を紹介・展示するとともに、そこにあらわれた人々の信仰や美意識をさぐり、日本独自の表現の歴史を追究しようという試みです。飛鳥寺・法隆寺ともにその本尊像の作者は鞍作鳥(止利仏師)とされます。飛鳥時代を通じて、仏教彫刻の主流様式となったのがこの止利派の様式でした。止利様式の源流は朝鮮半島・百済、ひいては中国・六朝時代の仏像に求めることができます。
本展では、これら止利派の源流をさぐるため、中国・韓国の作品も展示する予定です。と同時に、止利派の仏像のその後の展開にも目を向けます。また工芸の分野では、法隆寺の堂内を飾った荘厳具や、明治初期に法隆寺から皇室へ献納された供養具や染織など、書跡の分野では聖徳太子と法隆寺の実像にせまるための史料等、考古では、火災の前・後の法隆寺で葺かれた瓦と、これに影響を与えた百済瓦などを展示する予定です。
<公開講座>
2004年5月 1日(土) 国宝金銅灌頂幡について ふくやま美術館館長 中野 政樹氏
2004年5月 8日(土) 法隆寺建築は飛鳥か白鳳か 元奈良国立文化財研究所 所長 鈴木 嘉吉氏
2004年5月15日(土) 聖徳太子と飛鳥仏教の美術 文化庁主任文化財調査官 松浦 正昭氏
2004年5月22日(土) 飛鳥時代の絵画 当館学芸課長 梶谷 亮治氏
2004年5月29日(土) 太子信仰と法隆寺の文化財 奈良大学教授 東野 治之氏
2004年6月12日(土) 止利派の彫刻 当館館長 鷲塚 泰光氏
時間:いずれも13時30分から(開場は13時から)
場所:当館講堂
定員:200名
聴講料:無料
<作品解説>
2004年4月28日(水) 考古遺物が語る法隆寺造営と伽藍の変遷 当館研究員 岩戸 晶子氏
2004年5月12日(水) 飛鳥時代の彫刻について 当館美術室長 岩田 茂樹氏
2004年6月 9日(水) 法隆寺金堂西の間天蓋について 当館工芸考古室長 内藤 栄氏
時間:いずれも14時から
場所:当館講堂にて
聴講料:入館者の聴講自由



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