高木栄子紙わらべの世界展

2269号      2278号


京都発大龍堂:通巻2277号

安らぎのうたあの日の情景
《高木栄子紙わらべの世界展》
日時:
2004年4月8日(木)〜20日(火)
10:00〜19:30(20:00閉場)会期中無休
※最終日は17:00(17:30閉場)
場所:
大丸 ミュージアム KYOTO
〒6008511
京都市下京区四条通高倉西入
TEL:075-211-8111
入場料:
一般700円(500円)
大高生500円(300円)
中学生以下無料
主催:
NHK出版、NHKきんきメディアプラン、
朝日新聞社、
後援:
NHK京都放送局、NHKエデュケーショナル、
紙の博物館
協賛:日本製紙(株)
企画:青雲堂
協力:NHK文化センター
和紙人形作家の高木栄子さんは、半世紀にわたり、四季折々の風物詩や、子どもの伝承遊び、語り継がれてきた昔話などを題材に、多くの感動的作品を発表し続けています。
小さいころから和紙が好きで、たくさん集めては何か作っていたという高木さんが、注目を集め始めたのは、物がない戦後の頃。包装紙や回りにある材料を工夫して子どもたちのために作った作品が地元福井で大きく取り上げられ、東京に出展したのがきっかけでした。NHK「婦人百科」に紹介され、手芸フェスティバルに出展すると、その精緻でのどかな風景は多くの人の心をとらえ、全国にファンを広げていきました。人気の秘密は鋭い観察眼にあります。たとえば、ありふれた小石もその手にかかると、かわいい猫に大変身。しかし、その技術や技法は独自のもので、誰に習ったわけでもありません。物を見るとすぐに作品に結び付けてしまう高木さんは、「アドリブばかり。それだから自分で考える方が向いているんです。」言われて見ると、和紙や石が、まるでその作品のためにあるような気になってきます。日本人が忘れかけている原風景を思い起こさせ、見る人の心を懐かしさと温かさであふれさせる不思議な魅力を持つ作品の数々。その魅力は単に昔の風景を細部まで再現しているだけではありません。背丈10Cmほどの顔を描かない人形でありながら、その卓越した表現力によって他に類を見ない芸術作品へと昇華させています。
本展では、「縁日」「童謡」「伝承遊び」「子どもの四季」「運動会」のテーマごとに、新作を含む約120点を一堂に展覧。紙わらべたちの豊かな表情と、懐かしい日本の原風景をご覧いただきます。優しい和紙の素材(越前和紙、若狭模様紙など)が創り出す、紙わらべの癒しの世界をお楽しみください。