漂着物考展_浜辺のミュージアム_

2216号      2222号


京都発大龍堂:通巻2218号

《漂着物考展》
_浜辺のミュージアム_

日時:2004年3月5日(金)〜5月21日(金)
   10:00〜18:00
休廊日:毎週水曜日

場所:INAX 大阪ショールーム 2F
〒550-0013 大阪府大阪市西区新町 1-7-1
TEL:06-6539-3518 FAX:06-6539-3521
※地下鉄四ツ橋線・四ツ橋駅より徒歩1分

入場料:無料
海流に乗って辿り着いたさまざまな漂着物を通して、国境や学問分野を越えた驚くほどに豊かなメッセージを伝える。 四方を海に囲まれ、大小6800を越す島々からなる日本は赤道まわり4万キロにも匹敵する海岸線をもっています。国は小さくても海岸線の長さは世界有数。魚介や海藻や動植物、建物や船の切れ端、道具、人や異文化と古来多くのものが海流にのってやってきました。そんなわが国に、2001年有志によって「漂着物学会」が旗揚げされました。漂着物に心惹かれ、研究意欲をかきたてられた人びとが、専門分野を越えた採取や観察、分析で、人間と自然と暮らしと文化への理解を深めようという試みです。
今展は「漂着物学会」と、その設立のきっかけとなった高知県幡多郡大方町にある「砂浜美術館」のご理解とご協力によって実現しました。砂浜美術館で毎年秋に開催する「漂流物展」は13年目の今回、INAXギャラリーに漂流してきました。 貝殻がびっしりと張りついた浮き玉、タコが殻をつくるというアオイガイ、さまざまな形状の電球、国際色豊かな使い捨てのライター、菓子袋やペットボトル、果実や種子、陶器片などさまざまなものが、いまも日本中の海岸に途切れることなく流れ着いています。通信回線によって世界中の情報や映像や音声が瞬時にとどく時代に、海流まかせで流れ着いた、潮に洗われた漂着物の表情には、はるばるとした時空が刻まれています。よく見つめて思いをめぐらせば、それらは、国内外の環境や文化や民俗、経済や科学、暮らしの現在を映し出していて、浜辺が美術館や博物館であり、情報の宝庫であることに気づきます。
展示にあたり、多大なるご協力をいただきました関係の皆様に、この場を借りてあつく御礼申しあげます。
<ギャラリー大阪・漂着物考 展―浜辺のミュージアム―>関連事業>
講演会「漂着物学〜砂浜が教えてくれること〜」
講師:松本敏郎氏 (漂着物学会事務局長・砂浜美術館学芸員)
日時:2004年4月16(月) 18時半〜20時
会場:ギャラリー大阪
申込み・問い合わせ先:TEL:06-6539-3518
要予約・参加無料

<関連図書>
《漂着物考-浜辺のミュージアム-》
Drifted Ashore:Museum on the Beath

執筆:石井忠、中西弘樹、荻野みちる 他
編集・発行:INAX
定価:[本体価格1500円+税] 円 72p
ISBN4-87275-825-0
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海流に乗って辿り着いたさまざまな漂着物を通して、国境や学問分野を越えた驚くほどに豊かなメッセージを伝える。
<目次>
・漂着物は渚の百科事典・・・石井忠
・植物の来た道/漂着種子と海流散布植物・・・中西弘樹
・クジラはなぜ漂着するのか・・・荻野みちる
・流木と私。自然と人・・・郷津晴彦
・2種類のメッセージ・・・松本敏郎
・使い捨てライターの行方・・・藤枝繁
・お宝か、ゴミか・・・小島あずさ
・暮らしを映す川の漂着物・・・嶋村博
・マイコレクション
 オレンジ浮きの謎・・・林重雄
 陶片・・・久保公子
 貝の化石・・・鈴木明彦
 馬の歯・・・山田海人
・写真構成
・執筆者紹介