使ってみたい・飾ってみたい_染め・織り・竹・陶の美_

2154号      2162号


京都発大龍堂:通巻2157号

《使ってみたい・飾ってみたい》
_染め・織り・竹・陶の美_
Beauty of Japanese Traditional Crafts

日時:2004年2月21日(土) 〜 4月4日(日)
9:30〜17:00(入館16:30)
休館日:毎週月曜日
場所:滋賀県立近代美術館
〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
TEL:077-543-2111 FAX:077-543-4220
※JR琵琶湖線「瀬田駅」下車、バス「滋賀医大」行にて
「文化ゾーン前」下車、徒歩5分

観覧料:一般800円(600円)
高大生600円(400円)
小中生400円(300円)
※( )内は前売および20名以上の団体料金
主催:滋賀県立近代美術館
この展覧会は、伝統的な技術をもとに滋賀県ゆかりの著名な作家たちによって創作された、優れた工芸作品を取り上げるものです。展示される作品は、森口華弘(もりぐち・かこう)の友禅着物、清水卯一(しみず・ういち)の陶磁器、志村(しむら)ふくみの紬織着物といった、国の重要無形文化財保持者(人間国宝)のものから、信楽焼の高橋楽斎(たかはし・らくさい)、上田直方(うえだ・なおかた)、大谷司朗(おおたに・しろう)、竹工芸作品の杉田静山(すぎた・じょうざん)など、滋賀県や信楽町指定の無形文化財保持者の作品まで、約150点です。使って楽しく、見て美しい、工芸作品特有の「用と美」の世界をご堪能いただきます。工芸には「用と美」あるいは「機能と装飾」という、一見、互いに矛盾するかにみえるふたつの要素が、同時にひとつの作品の中に要求されるという性質をはらんでいて、この矛盾とも思える「用と美」が工芸の本質を指し示してます。つまり、工芸作品に求められるものとは、人が使用するものであることから、便利であるとか、手になじむ、手触りがよいなどの条件と、見て形が美しい、色合いがよいことなどが重要で、さらには丈夫であることも大切です。結局のところ、使い心地が良く、見た目に美しく、耐久性があって、素材も美しいことが、工芸としての本質を物語っています。展示された作品を来館者が観覧し、それぞれの思いや好みによって選ばれる作品は、当然のように種々異なってきますが、自分の好きな作品を選ぶことは自由であり、それらを思い巡らすこと自体とても楽しい。自分の物として手に入れることはかなわなくとも、空想の範囲で好きな美術作品を所有することは自由であるからです。
この機会にぜひ、滋賀県ゆかりの作家たちによる、優れた伝統を受け継いだ身近で美しい工芸作品を、じっくりと楽しくご観覧いただきたいと思います。皆様お誘いあわせの上、ぜひご鑑賞ください。
[滋賀県立近代美術館]
<展示内容>
 森口作品4点を除いてすべて館蔵品 計 約150点
  森口華弘  友禅着物             10点
  志村ふくみ 紬織り着物と裂帖       約15点
  清水卯一  陶磁器                90点
  高橋楽斎  信楽陶器              15点
  上田直方  信楽陶器               2点
  大谷司朗  信楽陶器               1点
  杉田静山  竹工芸                15点
  宮下善寿  磁器                  2点
  鈴木 治  陶オブジェ               1点
<会期中の催し>
「日曜美術鑑賞会(展示品解説)」
日時2004年2月29日(日) 14:00〜
講師:学芸課長 桑山俊道
場所:当館講堂
参加費:無料