琳派展Y_中村芳中-琳派に憧れた上方文人_

1914号      1919号


京都発大龍堂:通巻1918号


《琳派展Y》

_中村芳中-琳派に憧れた上方文人_

日時:2003年9月27日(土)〜12月21日(日)
10:00〜18:00
休館日:毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日休館)

場所:細見美術館
〒6068342 京都市左京区岡崎最勝寺町6−3
TEL:075‐752‐5555
FAX:075‐752‐5955

入館料:
一般1,000円(800円)
生800円(600円)
※()内は、20名以上の団体料金または優待料金
主催:細見美術館、京都新聞社
後援:
京都府教育委員会
京都市教育委員会
NHK京都放送局
ほのぼの琳派・・・和みとおかしみの世界 中村芳中(?〜1819)は大坂を中心に活躍した琳派の絵師として知られています。尾形 光琳を慕って『光琳画譜』を刊行したほか、琳派が得意とした「たらしこみ」を駆使した温かみのある作品を描きました。本展は芳中の幅広い活動と人物像にも迫る初の展覧会となります。 琳派シリーズ第6弾となるこの秋はほのぼの琳派≠ェテーマです。個性豊かな芳中を中心に宗達・光琳・乾山らのユニークな作品を通して琳派の新しい魅力に触れてください。
中村芳中(?〜1819)
江戸後期に大坂を中心に活躍した絵師。
近年そのほのぼのとした画風や幅広い活躍ぶりが 高く評価され、琳派の中でも独特の位置を占めるようになりました。
1.画風
芳中は享和2年(1802)、独特の光琳解釈のもと『光琳画譜』を江戸で刊行したことにより、 以降「光琳風」作品を数多く手がけるようになります。琳派が得意とした「たらしこみ」を駆使した芳中の画風は、ゆったりと癒されるような 温かみのある作品として当時から人気を博しました。
2.文人との交流  
芳中は大坂の文化サロンの主導的立場にあった木村蒹葭堂をはじめ、儒学者としても知られる 十時梅高笂ゥ工・青木木米らとの親交を通じ、文人画から描き始めたとされます。初期の 指頭画や山水画からは、芳中の文人としての活動が読み取れます。
3.芳中と俳諧  
芳中は生涯を通じて俳諧に親しみ、俳書の挿絵や俳画も数多く描いています。
俳諧のもつ おかしみを取り入れたユーモラスな人物像なども多数遺しています。

T.和みとおかしみの世界
琳派の作品は「優雅」「華麗」といったこと語で表されますが、宗達をはじめ光琳らの 作品には人を和ませる柔らかさとユーモアがあります。動物や人物の個性を魅力的に表現して きた琳派の作品を、従来の琳派のイメージとは異なる視点で巡り、芳中へとつながる系譜として とらえます。

U『光琳画譜』と芳中琳派
芳中と琳派を結びつける象徴的な作品として知られる『光琳画譜』と、「たらしこみ」を 多用し人気を博した“芳中琳派”作品を紹介します。芳中独自の光琳解釈の内容を検証すると ともに、宗達からはじまる和みとおかしみの世界を開花させた存在としての芳中に注目します。

V芳中の魅力
芳中はさまざまなものに関心を寄せていました。文人画の技法を学びこれを描いたほか、版本類にも影響を受け、モチーフ選びに利用してきました。 また生涯俳諧を愛したことから、東西の知人たちとの交流を物語る俳画や 俳味のあるユーモラスな人物像も遺しています。琳派の絵師としてのみならず 文人としての芳中の多彩な活動に焦点を当て、その魅力に触れます。
<関連イベント>
■アートキューブレクチャー
■「琳派のユーモアと芳中」
日時:11月15日(土)
講師:木村重圭氏(甲南女子大学教授)
会費:無料

※いずれもお申込みは、ハガキかFAXまたは、 e-mailにご希望日時/お名前/郵便番号・御住所 /お電話番号/御同伴者 のお名前を明記の上、 お申込みください。(お電話または当館受付にても承ります)

お問合せ先:細見美術館
京都市左京区岡崎最勝寺町6−3
TEL:075‐752‐5555 FAX:075‐752‐5955
e-mail:hosomi@emuseum.or.jp