第55回 正倉院展

1882号      1892号


京都発大龍堂:通巻1887号

正倉院の至宝_宝物殿に眠る歴史の謎_

《第55回 正倉院展》

日時:2003年10月25日(土)〜11月10日(月)
9:00〜18:00
会期中無休(入館は閉館の30分前まで)
10月31日(金)、11月7日(金)は19:00まで

場所:奈良国立博物館 東新館・西新館
〒630-8213
奈良県登大路50(奈良公園内)
TEL:0742‐22-7771

観覧料金:
一般1,000円(900円)
高校・大学生700円(600円)
小・中学生400円(300円)
※団体は20名以上

主催:奈良国立博物館
協力:朝日新聞社
今年の正倉院展は、鳥毛篆書屏風(とりげてんしょのびょうぶ)、十合鞘御刀子(じゅうごうざやのおんとうす)、平螺鈿背円鏡(へいらでんはいのえんきょう)など聖武天皇と光明皇后が身辺に置かれた品々をはじめ、東大寺で用いられた仏具や献物几(けんもつき)・箱、奈良時代の衣装や佩飾品(はいしょくひん)、薬物と顔料、文書類などが出陳されます。
正倉院宝物の主要なジャンルが見渡せるよう宝物がリストアップされていますが、今回は特に刺繍作品、佩飾品、薬物と顔料およびその関連品がまとまっている点に特徴があります。正倉院の刺繍作品は、ぼかしの効果を出しやすい「刺し繍」を中心としており、繧繝(うんげん)文様や鮮やかな色彩が巧みに表現されています。また、佩飾品は貴人が腰帯から下げた飾りで、東大寺大仏の開眼時にしばしば献納されたため正倉院宝庫に数多く伝来しています。
今回は数色のガラスによる魚形や斑犀合子(はんさいのごうす)などのほか、匂い袋の小香袋(しょうこうのふくろ)や美しい刺繍が施された刺繍羅帯(ししゅうらのおび)が出陳され、奈良時代の貴人たちの装いを見ることができます。また、雲母粉(うんもふん)、銀粉、丹、雄黄(おおう)、紫鑛(しこう)など、薬石類が出陳されるほか、銀粉を入れていた柳箱(やないばこ)、絵具皿であったと思われる佐波理皿(さはりのさら)、美しい彩色が施された絵紙や献物几・箱が展示され、奈良時代の工房の様子を感じることができます。文書類は戸籍や正税帳などが出陳されるほか、顔料に関わる文書が含まれているのも注目されます。
<出陳宝物>
65件(北倉10件、中倉37件、南倉15件、聖語蔵3件)初出陳7件
<主な出陳品>
北倉 44 鳥毛篆書屏風 第3・4扇(とりげてんしょのびょうぶ) 2扇
北倉  7 十合鞘御刀子(じゅうごうざやのおんとうす) 1口
北倉 42 平螺鈿背円鏡(へいらでんはいのえんきょう) 1面
中倉 51 紅牙撥鏤尺(こうげばちるのしゃく) 1枚
中倉 12 馬鞍(うまのくら) 1具
南倉185 羅道場幡(らのどうじょうばん) 1旒
北倉148 丹(たん) 1裹
中倉 76 白瑠璃高坏(はくるりのたかつき) 1口
中倉174 桑木木画碁局(くわのきもくがのききょく) 1基

<関連事業>
野点 お茶会
 日時:平成15年10月25日(土)〜11月10日(月)10:00〜16:30
 参加費:500円(お茶とお菓子のセット)
 場所:西新館南側ピロティ
コンサート「よみがえる天平の調べ」
 日時:平成15年10月25日(土) 19:00〜 於:本館
「着物で正倉院展を見よう」
 日時:平成15年10月27日(月) 13:00〜16:00
バロックコンサート「バロック音楽の夕べVol.W」
 日時:平成15年11月1日(土) 19:00〜 於:本館
雅楽の夕べ「管絃と舞楽」
 日時:平成15年11月5日(水) 18:00〜 於:東新館講堂
「雅楽体験講座」
 日時:平成15年11月8日(水) 18:00〜 於:東新館講堂

お問合せ先:
奈良国立博物館 東新館・西新館
〒630-8213 奈良県登大路50(奈良公園内)
TEL:0742‐22-7771