堀士真琴個展―借借景(しゃくしゃくけい)展

1862号      1866号


京都発大龍堂:通巻1864号

《堀士真琴個展―借借景(しゃくしゃくけい)展》

堀士真琴個展―借借景(しゃくしゃくけい)展フライヤー日時:平成15年10月22日(水曜日)〜28日(火曜日)10:00〜16:00 会期中無休
場所:大本山妙心寺塔頭 大法院 京都市右京区花園大藪町20
TEL.075−461−5162 FAX.075-462-8330
入場料:600円(お抹茶付)

協力:大本山妙心寺塔頭 大法院
京都工芸繊維大学 工芸学部 造形工学科
山本研究室、森田・阪田研究室

※オープニング:平成15年10月22日(水曜日) 17:00〜 展覧会場にて
お問合せ:堀士真琴(Makoto Horishi) 090−8195−0577(携帯)
e-mail:horishi@h2.dion.ne.jp

<開催主旨>
臨済宗大本山妙心寺の山内には、数多くの塔頭(たっちゅう)と呼ばれる名高い小寺院があります。多くは非公開で一般は拝観出来ません。しかし春の新緑、秋の紅葉の時期だけ公開される寺があり、それが大法院であります。大法院は寛永2年(1625)に真田幸村の兄、信之ゆかりの寺として創建された塔頭です。院禄が信濃松代藩主真田家から毎年50石が施入され、藩寺として手厚く外護されました。真田家一統の墓は今も当院にあります。また、幕末真田藩の儒臣で、開国論・公武合体論者あった佐久間象山(1811〜1864)が元治元年攘夷派に暗殺され、象山の墓地が当院に設けられ、今日にいたっています。
大法院の一番の見所は露地庭です。露地庭とは茶室に通じる庭で、文字どおり「露に濡れたグラウンド」を意味します。俗世間の問題から離れるために、茶の湯の心を準備するための庭です。本展は、大法院露地庭と茶を通じてのサイト・スペシフィック・インスタレ−ションです。一般には入ることの出来ない露地庭に7日間だけ直接露地を体験できる回廊を設置し、外部と 内部に設えたオブジェ等とお抹茶をいただくという行為を通じて見る側と見られる側の同時体験、そして参加者が空間で繋がるという経験をしていただこうという試みです。借景と参加者自身が装置に映りこみ、知覚における未知の体験を経験することで個々の体験者からそれぞれ違った反応を引き出したいと考えています。
[京都工芸繊維大学大学院 工芸学部造形工学専攻・堀士真琴]