街区レベルの防災まちづくりと木造伝統住文化の共存手法の提案・シリーズ第23回研究会

1856号      1858号


京都発大龍堂:通巻1857号

関西木造住文化研究会(KARTH)
《関西の木造伝統住文化再生5ヶ年計画プロジェクト》
_街区レベルの防災まちづくりと木造伝統住文化の共存手法の提案・シリーズ_
第23回研究会

日時:2003年10月16日(木)午後6時〜8時頃(開場午後5時)
会場:西陣蘖(ヒコバエ)ノ家(KARTH実験住宅KN1)
   京都市上京区上立売通浄福寺西入ル姥ヶ東西町632
(最寄の交通機関:バス停「千本今出川」又は「今出川浄福寺」より北方向へ徒歩約10分。JR京都駅からは地下鉄烏丸線「烏丸今出川」下車後、バス利用で所要時間 約40分)
講師:酒井 憲吾(早稲田大学長谷見研究室修士課程)
プログラム:午後6時〜 中間報告・デイスカッション
参 加 費:参加費無料
参加方法:10/11(土)迄に、参加者氏名、所属、 連絡先TELを明記の上、下記迄お申し込み下さい。
お問合せ・申し込み先:悠計画研究所内・関西木造住文化研究会  
    TEL:075-411-2730 FAX:075-411-2725  E-mail: tamura@mrh.biglobe.ne.jp
関西木造住文化研究会(略称 カースKARTH)では、1999年より、都心準防火地域に建つ木造伝統住文化の都市型再生モデルの実験住宅の設計・施工・居住実験等を通して、地域固有の伝統住文化の都市への再生の意義と再生の可能性及び具体的な再生手法を総合的・工学的に研究・提案・実践する5ヶ年計画プロジェクトに取り組んでいます。
第23回研究会は、2000年8月より『KN1実験住宅(愛称:西陣蘖ノ家)』の温熱環境の通年測定研究に取り組んできた早稲田大学長谷見研究室の研究が3年目の今年の9月で終了しますので、測定機器の撤去時期に併せて、研究成果の中間報告を上記の要領で行います。
本研究は京町家における自然エネルギーを利用した室内環境調整手法を提案することを目的としています。そのために現代の町家の室内温熱環境の実態、問題点、改善すべき箇所を把握するため一連の実測、調査を行ってまいりました。物理的な環境を知るため、KN1実験住宅を対象に長期温熱環境実測を2000年8月から実施しました。さらに室内環境に大きな影響を与える小屋裏やKN1実験住宅北側にある庭部分の温熱環境をより詳細に調べるため2001〜2003年の夏季に1週間ほどの短期実測を実施してまいりました。また、その室内環境について在室者がどう体感しているかを知るべく居住者には住み心地や温熱感に関する日記を記入していただき、また居住者や来訪者に対して温熱感覚に関するアンケートを実施しました。また、京町家において夏季に涼を得る昔ながらの手段として打ち水などの生活習慣や坪庭や通り庭などの町家特有の空間構成が現在の町家やその居住者にどの程度根付いているのかを調べるべく、2002年10月に京都西陣地区の伝統的な町家の居住者に対してアンケート調査を実施しました。以上の実測や調査が2003年9月で終了しますので、その結果や明らかになった現在の町家の室内環境の問題点などについて報告致します。

なお、10/17(金)から19(日)の午前10時から午後4時までの間は、西陣夢まつり(主催:西陣織工業組合)の街中ギャラリー・公開工房として、西陣蘖ノ家を公開しています。お気軽にご見学下さい。
(温熱環境機器の撤去は10/16(木)〜18(土)の予定です。)