プロジェクトX 挑戦者たち(第123回)「桂離宮 職人魂ここにあり」〜空前の修復作戦〜

1775号      1779号


京都発大龍堂:通巻1777号

プロジェクトX 挑戦者たち(第123回)
「桂離宮 職人魂ここにあり」
〜空前の修復作戦〜

日時:2003年9月2日放送予定
   21:15〜22:00
放送局:NHK 総合テレビ
京都・桂川の畔に日本最高の建築がある。桂離宮。およそ400年前、天皇の弟・八条宮智仁親王が源氏物語の世界に憧れ、造った別荘。広大な廻遊式庭園の中心に立つ御殿は、木目が最も美しい北山杉の風合いを生かした数寄屋風書院造り。柱の節一つ一つの位置まで、室内の調度品や襖絵と調和するよう、緻密に計算されている。戦前訪れたドイツの建築家、ブルーノ・タウトは言った。「泣きたいような美しさ。永遠の美がここにある。」以来、その名声は世界に轟いた。
しかし、昭和40年代。老朽化した桂離宮に崩壊の危機が迫った。シロアリに喰われ、柱はボロボロ。白壁にはひび、床は傾いた。その時、大工に左官職人など、京都中の名工達が結集した。昭和51年、空前の大修理が始まった。柱や床板、1万の木材をいったん解体し、補修して組み直す。しかし柱の節ひとつ違っても、桂離宮の美は失われる。そのままの姿を保つため、繊細な作業が求められた。職人達を束ねる工事事務所の所長に抜擢されたのは、工事全体を請け負った大手建設会社の技術者、水本豊弘、35歳。あだ名は仁王。高卒で入社、20代でビル建設の現場監督を任されてきたが、日本建築に関してはズブの素人だった。水本は現場で必死に職人たちに話しかけたが、大工の棟梁・川上英男はじめ、寡黙な男達から返事は返ってこない。水本は悩んだ。「自分が桂離宮をダメにしてしまうかもしれない。」水本の頭髪は一夜にして真っ白に変わった。一方、棟梁の川上は柱の見た目を変えない接ぎ木の方法に苦しんでいた。そして、全てを決める白壁の修復。京都一の左官といわれた小川久吉が400年前の謎の塗りに挑んだ。
日本が世界に誇る建築を蘇らせるため、困難な仕事に立ち向かった人々の技と執念を描く。[NHK]
[資料提供:NHK][写真提供:architectural map taniyan]
<仙洞御所・桂離宮・修学院離宮の参観申込要領>
(参観は無料です)
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[資料提供:宮内庁]