特別陳列・新選組

1761号      1765号


京都発大龍堂:通巻1763号

特別陳列
《新選組》

日時:2003年9月4日(木)〜10月5日(日)
   9:30〜17:00(入館16:30)
休館日:9/8 9/16 9/22 9/29
場所:京都国立博物館 新館8-10室
同時開催
《阪本龍馬》
日時:2003年9月4日(木)〜10月5日(日)
9:30〜17:00(入館16:30)
休館日:9/8 9/16 9/22 9/29
場所:京都国立博物館 新館17室
〒605-0931 京都市東山区茶屋町527
TEL:075-525-2473
入館料:大人420円(210円)
大学・高校生130円(70円)
中学生以下無料  ( )20名さま以上団体

主催:京都国立博物館、京都新選組キャンペーン協議会、東京都日野市
企画協力:共同企業体、(株)日商社、
太平印刷(株)、(株)サンエムカラー
新選組は今から140年前、文久3年(1863)に京都の地で結成され、会津藩御預として混迷する幕末京都の治安維持、不逞浪士等の取り締まりにあたりました。その活動は厳格な隊規のもと刀や槍をふるって、集団で事に臨みました。幕府の側にたち、長州や土佐出身の尊皇攘夷派の志士らには大変恐れられたといいます。新選組は元治元年(1864)6月5日夜、京都三条小橋たもとの池田屋に尊皇攘夷派の志士を襲って討ち果たしました。池田屋騒動として知られるこの事件は新選組の活動を代表するものであり、その後の幕末動乱の端緒ともなりました。新選組は隊内の粛清や抗争を経て、慶応4年(1868)正月の鳥羽伏見の戦いでは幕府側の先鋒として戦いますが、薩長軍に敗れてしまいます。主力は江戸へ引き上げ、その後隊士らは甲州や会津、箱館などへ転戦し、幕府の滅亡に殉じました。
新たに誕生した明治政府が薩長中心の組織となったため、新選組の活動は賊軍の名のもとに顧みられることはありませんでした。小説や映画では尊皇攘夷派の敵役として描かれることが多かったのは確かです。しかしながら近年は新選組に関する史料の掘り起こしが進み、新たに見直す機運が高まっています。
今回、新選組の展示を行なうにあたっては新選組のふるさととも言える東京都日野市の協力を得ました。そして日野市とその周辺に伝わる隊士の書簡類や関係文書・武具・歴史資料などを中心に展示を構成しています。また活動の舞台であった京都や関西に残る新選組関係史料、さらに函館市や山形県などに残る史料も合わせ合計53件を展示いたします。
新選組局長近藤勇の書簡や副長土方歳三の書簡・刀、そして沖田総司の書簡など、主要なメンバーの遺品は彼らの実家や後援者の家などに大切に保管伝承されてきました。それらには140年程の時を超えて、血がかようような生々しさがあります。このような具体的な展示品を通じて新選組の真の姿を理解して頂きたいと思います。また同時に京都国立博物館が保管する坂本龍馬関係資料を中心に展示する特別陳列「坂本龍馬」も開催いたします。同じ幕末を生きながらも立場を異にする両者は、全く異なる方向へ時代を進めようとしていました。
今回の展覧会は新選組史料と坂本龍馬史料を同時に御覧頂けるまたとない機会です。展示された史料から生身の人間とその生きた時代を身近に感じて頂ければ幸いです。
<関連土曜講座>
演題:「史料からみた新選組」
日時:9月13日(土)13:30〜15:00
講師:宮川禎一(当館主任研究官)
定員:200名先着