《住宅建築の変遷より木造建築を知る》_「匠明」を通して見る住宅形式 講師:後藤 佐雅夫氏_

1720号      1724号


京都発大龍堂:通巻1722号

《住宅建築の変遷より木造建築を知る》
_「匠明」を通して見る住宅形式_

講師:後藤 佐雅夫氏
日時:平成15年8月1日(金) 19:00〜21:00
場所:建設会館 4階(北)会議室
〒6040944 京都市中京区押小路通柳馬場東入橘町645 (中京区柳馬場押小路東入南側)
        TEL:075-231-4161
定員:30名
費用:1,000円(士会員)1,500円(会員外)
講師:後藤佐雅夫氏
  (社)全国国宝重要文化財所有者連盟事務局長 元京都府文化財保護課参事
主催:(社)京都府建築士会 女性部会
木造建築を知る上で、必ず出てくる言葉に「匠明(しょうめい)」というものがあります。近世の木造建築を高度に発達させた要因の一つとして、「木割(きわり)」と「規矩(きく)」の法を上げることが出来ます。
「木割」は建物の様式を規定し、規模に応じて部材の配置と大きさを相関的比例関係で定めるもので、設計に必要な技術であります。
「規矩」は部材の継ぎ手仕口を作る上で必要な図形を、直接木材の表面に描く、現場の技術であります。
「匠明」5巻は江戸幕府大棟梁の家柄であった平内(へいのうち)家の秘伝書であって、慶長13年(1608)平内政信によって書かれた。その内の「主殿の図」は園城寺光浄院客殿と全く同じであり、また桃山時代の標準的な住宅の形式手法を示すもので、今日の住宅の原形となるのではないでしょうか。
今回の勉強会の解説を、(社)全国国宝重要文化財所有者連盟事務局長(元京都府文化財保護課参事)後藤佐雅夫氏にお願いする事が出来ました。後藤佐雅夫氏は社寺・茶室・民家等数多くの修復工事に携われ、今日も全国の国宝や重要文化財を有する社寺や一般の方々への貴重なご指導ご助言にご活躍されています。
今回の勉強会を通して、住宅形式の変遷と構造、木割、規矩等、日本の伝統建築の良さを確かに知り、現代の木造建築に活用していただければと願います。また、社寺や茶室、民家、町家等現代の住宅を見る上でも、役立つことと思います。この機会に是非、ご参加下さい。

申込先:(社)京都府建築士会事務局
〒6040944 京都市中京区押小路柳馬場東橘641
TEL:075-211-2857 FAX:075-255-6077
E-mail ksarchi@mbox.kyoto-inet.or.jp

<関連書籍>
《匠明 匠明+匠明五巻考》匠明五巻考
著者:太田博太郎 監修 伊藤要太郎 校訂
発行:鹿島出版会
定価:18,900円(本体価格18,000円+税)A5・624頁
4-306-04048-8
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内容 東大建築科教室所蔵の「 匠明 」と題する木割書の復刻、解説版。慶長13年(1608)の平内政信、同15年の平内吉政の奥書があり、桃山時代に書かれたもので、完備した木割書としては日本最古のもの。
<主要目次>
匠明五巻考目次
1.外観の検討−体裁/筆跡/東大本の伝来/異本について
2.内容の検討−指図について/現存作品との比較/
 匠明五巻にあげられた建築の年代と規模の検討/奥書
3.木割−木割一覧表/木割の図解/木割の解説
匠明目次 門記集/社記集/塔記集/堂記集/殿屋集