世界の貨幣展「金は天下のまわりもの」

1714号      1718号


京都発大龍堂:通巻1716号


世界の貨幣展
「金は天下のまわりもの」

日時:2003年7月19日(土)〜9月7日(日)
10:00〜17:00(入館は16:30)
休館日:月曜日

場所:大阪府立弥生文化博物館
〒5940083 大阪府和泉市池上町443
TEL:0725-46-2162 FAX:0725-46-2165

入館料:
一般400円(320円)
高大生・65才以上300円(240円)
( )20名以上団体
中学生以下、障害者手帳をお持ちの方は無料

主催:大阪府立弥生文化博物館
後援:(財)大阪21世紀協会
現代社会に生きる私たちの生活は、お金を仲立ちとして成り立っています。しかしこれほど私たちにとって必要で、身近な存在であるお金が、いつ誕生し、どのように社会や経済の発展に寄与してきたのかはあまり知られていません。
そこで、今回は「府立大阪博物場」の旧蔵貨幣資料を中心に、お金の歴史をふりかえる展示会を企画いたしました。府立大阪博物場は明治から大正時代にかけて 大阪市内に開設されていた博物館であり、中国や日本をはじめ世界各国の貨幣が収集されていました。大阪府の誇る貨幣コレクションと言うことができます。また大阪府内の発掘調査で出土した貨幣もあわせ展示しました。お金の生産や流通、お金に対する人々の意識の変化を伺うことのできる重要な調査成果があげられているからです。お金の世界をじっくりとご覧ください。[大阪府立弥生文化博物館]
<出展総数>:約1140点
<展示構成>
(1)お金の誕生
 東アジアの国々は、いち早く貨幣制度が確立した中国の強い影響を強く受けて、独自の貨幣制度を確立していきました。中国、日本、朝鮮半島の代表的な貨幣を中心に、その様子を明らかにします。
 日本・中国の貨幣史が概観できます。
 ◇小刀の様な形をした貨幣[刀幣]:中国/戦国時代(紀元前8〜紀元前3世紀)
 ◇中国の古代貨幣[貨布・貨泉・五銖銭・半両銭など]:中国/秦・前漢・新
 ◇安南の貨幣[大和通寶・延寧通寶など]:ベトナム/(15世紀〜19世紀)
 ◇無文銀銭:日本/天智朝(7世紀)
 ◇わが国最古の鋳造貨幣[富本銭]と富本銭枝銭復元模造品:日本/飛鳥時代(7世紀)
 ◇皇朝十二銭:日本/奈良〜平安時代(8世紀〜10世紀)
 ◇山口天又銀/日本/室町時代〜江戸時代(16世紀〜17世紀)
 ◇江戸時代の主要な金・銀・銅貨:日本/江戸時代(17〜19世紀)
 ◇秋田・仙台・水戸など地方銭:日本/江戸時代(18世紀〜19世紀)
 ◇特殊な貨幣(賞賜銭・鑑賞銭):日本/安土桃山〜江戸時代(16世紀〜19世紀)
[天正通寶(銀銭)・永楽通寶(銀銭)寛永通寶(金銭・銀銭)など]:

(2)出土貨幣から見た日本社会
 発掘調査で出土した貨幣からは、昔の人々のお金に対する意識、社会の様子を伺うことができます。古代、中世、近世における貨幣のあり方とその違いを考えます。
 ◇弥生時代の実年代を探る資料となる貨泉[亀井遺跡(八尾市)、巨摩遺跡(東大阪市)]
 ◇船橋遺跡(柏原市・藤井寺市)で採集された和同開珎の銀銭と銅銭:奈良時代(8世紀)
 ◇大阪府吉野遺跡から出土した埋蔵銭:日本/鎌倉〜室町時代(14世紀)

(3)貨幣に見る世界情勢
 19世紀を中心とするヨーロッパの貨幣を中心に展示します。自由主義と国民主義の中で再編成されるヨーロッパと動揺するアジア・アメリカ世界の様子を伺います。
 ◇ヨーロッパをはじめとする各国(イギリス・フランス・神聖ローマ帝国・スペイン・ドイツなど)の大型銀貨:18〜19世紀
 ◇ローマ法王グレゴリウス16世の金貨/教皇領(イタリア)/19世紀
 ◇植民地時代のアジアの貨幣(インド・セイロン・海峡植民地など)/19世紀

(4)よみがえる大阪博物場
 総合博物館のはしりとも言える大阪博物場。明治から大正という社会の大きな変動期に開設した大阪博物場の意義と役割を紹介します。
 ◇柿右衛門・色絵傘人物花鳥文壺:日本/江戸時代
<考古学セミナー>
日時:8月17日(日)14:00〜16:00(受付13:00〜
演題:「埋蔵銭から見た中世の銭貨」
講師:尾上実氏(出土銭貨研究会幹事) 
定員:170名(当日先着順)
日時:8月31日(日)14:00〜16:00(受付13:00〜
演題:「府立大阪博物場と旧蔵古銭貨章牌類資料」
講師:久米雅雄氏(大阪府教育委員会 文化財保護課主査)
定員:170名(当日先着順)