カッセル・グリム兄弟博物館所蔵《永遠のグリム童話展》

1708号      1712号


京都発大龍堂:通巻1710号

カッセル・グリム兄弟博物館所蔵
《永遠のグリム童話展》
_Grimm's Fairy Tales: from Folklore to Forever_
日時:2003年7月12日(土) 〜8月17日(日)
9:30〜17:00(入館は16:30)
休館日:月曜日休館
ただし7月21日(月・祝)は開館、翌22日(火)は休館

場所:滋賀県立近代美術館
〒520-2122 大津市瀬田南大萱町1740−1
TEL:077-543-2111 FAX:077-543-4220
※JR琵琶湖線「瀬田駅」下車、バス「滋賀医大」行にて
「文化ゾーン前」下車、徒歩5分

観覧料:一般900円(700円)高大生650円(500円)
小中生450円(350円)
※( )内は前売及び20名以上の団体料金

主催:滋賀県立近代美術館、産経新聞社
後援:ドイツ連邦共和国大使館
協賛:KUMON
協力:日本航空、カッセル グリム兄弟博物館
滋賀県立近代美術館では、7月12日(土)から8月17日(日)にかけて「カッセル・グリム兄弟博物館所蔵 永遠のグリム童話展」を開催いたします。ドイツ国外で初めて公開されるドイツ・カッセルのグリム兄弟博物館所蔵の260点の貴重な資料を展示し、日記や手紙などの自筆資料や初版本などでグリム兄弟の生涯をたどるとともに、19世紀当初から現代にいたる古今のグリム童話集の挿絵から、今でも世界中の人々に愛されつづけるグリム童話の魅力にせまります。
『白雪姫』『赤ずきん』『灰かぶり』『ヘンゼルとグレーテル』…。グリム童話は世界でもっとも有名な童話といえるでしょう。童話の恩人ともいうべきグリム兄弟(兄ヤーコプ1785-1863、弟ヴィルヘルム1786-1859)は、ドイツのハーナウに生まれ、ともにカッセルの高等中学からマールブルク大学に入学します。優れた学者であったふたりは、中世ドイツの風俗、伝承文学に興味をもち、古い民話の収集にとりかかりました。1812年に刊行された『子どもと家庭のメルヒェン集』は大きな反響をよび、1815年には第2巻が発表されます。彼らはさらに古い物語の採集と研究をすすめ、1857年に出版された第7版において、200話からなるグリム童話集は完成をみました。
当初『子どもと家庭のメルヒェン集』には挿絵がありませんでしたが、挿絵をつけた英語版の成功にならい、兄弟の末弟で画家のルートヴィッヒ・エーミール・グリムが挿絵を描きました。さらに19世紀から印刷技術が発達したことの影響を受けて、さまざまな挿絵入りのグリム童話集が出版され、とくに19世紀末からは、著名な画家たちがこぞってメルヒェンを題材にし、絵本の制作に携わりました。現在でもグリム童話は、さまざまな芸術家たちにインスピレーションを与え、物語は70を超える言語に翻訳され、国境を超えて親しまれています。
本展覧会で展示されるさまざまな資料により、童話の原点というべきグリム童話の本来の姿がよみがえり、新たな魅力が発見されることでしょう。また会期中にはイベント「おはなしのじかん」を開催し、絵本の読み聞かせを行います。グリム童話に初めて出会う子どもから、久しぶりの再会となる大人まで、幅広い年齢層の方々にお楽しみいただける展覧会になることと思います。皆様のご来館をお待ちしております。
[滋賀県立近代美術館]
<展示内容>
挿絵原画、版画、書籍など 合計260点
      1 グリム兄弟の生涯 57点
      2 19世紀の挿絵 46点
      3 19世紀末の挿絵 28点
      4 20世紀の挿絵 69点
      5 初期のものからの『子どもと家庭のメルヒェン集』60点
<会期中の催し物>
《おはなしのじかん》
(グリム童話の絵本の読み聞かせを行います)
日時:8月3日(日)・8月17日(日)
   いずれも午後2時〜
会場:当館講堂
参加費:無料
協力:外国絵本の読み聞かせの会