『diatxt.』フォーラム#3《「美」をみることとは》

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京都発大龍堂:通巻1662号

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《「美」をみることとは》

日時:2003年7月12日(土)15:00〜19:00
場所:京都芸術センター講堂
〒6048156
京都市中京区室町通蛸薬師下ル山伏山町546-2
定員:200人(当日先着順)
料金:無料
主催:京都芸術センター
   建築空間と一体となって表現される二条城の襖絵
今日では、美術館があまねくゆきわたり、美術館へ出かけることが日常的になっています。美術館のなかで美術品を見ることが当たり前になると、その作品のうちの多くが、じつは元々あった場所から切り離されており、その見方も変っているということに気がつきません。たとえば、襖絵や屏風絵などの近代以前の美術作品は、建造物と一体となってひとつの空間を構成していたのですが、現代では、それらを建造物から切り離してガラスケースのなかで鑑賞しているわけです。また、茶室の床に掛けられた軸を茶碗や花生けなどと一緒に鑑賞することを想起しても、いかに美術館が特殊な空間であるかがわかると思います。
その一方で、私たちは美術館で作品を鑑賞し、芸術について思索を深め積み重ねてきているのです。小中学校の美術の時間でも、最近では鑑賞教育が重視されてきています。フォーラムでは、特に日本の美術と美術館の鑑賞・保存・展示の間に生じている問題を明確にし、現代において「美」をみつめ、とらえることの可能性について討議します。
<パネリスト(五十音順、敬称略)>
・木下長宏(近代芸術思想史/横浜国立大学)
 「美術の今日の問題を美術館の在り方に重ねる」
・中川理(近代建築史/京都工芸繊維大学)
 「建築の側からホワイトキューブ空間と美術作品の関係を考える」
・並木誠土(日本美術史・美術館学/京都工芸繊推大学)
 「美術館で鑑賞・保存・展示される日本の美術品の問題を探る」
・森口邦彦(染色家)
 「作家の視座から美術および工芸作品の鑑賞・保存・展示について考える」
<司会>
 森口まどか(現代美術評論/『diatxt.』編集長)

京都芸術センター