もっと知りたい建築家

1339号      1343号


京都発大龍堂:メール マガジン通巻1341号

本書は建築家にアプローチし、建築作品の解説だけではなく一般の人達には不可解な存在と映るらしい建築家自身に迫ってそのミステリアスな虚像を剥いでより人間臭い実像を読者に伝えようと意図したものである。
[淵上正幸・建築ジャーナリスト]
《もっと知りたい建築家》
_淵上正幸のアーキテクト訪問記_

著者:淵上正幸、難波和彦 ほか述
発行:TOTO出版
定価:本体1900円+税
22cm198p
4-88706-219-2
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「建築」は「パーソナリティ」だ。どうして建築家になったのか?どんなことに悩み、どんな生活をしているのか? 次から次へと話題作を生み出すアトリエ事務所を直撃。
<目次>
はじめに―もっと知りたい建築家
 
難波和彦氏を訪ねる
 ・アトリエについて――居心地の良いこぢんまりとした家庭的な雰囲気
 ・建築家になったわけ――若い日の難波青年は世界の巨匠に啓発される
 ・感銘を受けた建築――古代から現代まで影響を受けた建築は多い
 ・難波さんの作風――「まず技術を押さえろ」が難波流設計の極意だ
 ・個人的な趣味・嗜好――ミルキーをつまみにズブロッカを飲む庶民派
 ・悩みごと――まじめな建築家は公私に渡ってまじめな悩みが……。
 ・難波和彦の代表作品ギャラリー
みかんぐみを裸にする
 ・アトリエについて――開口部の大きな明るい新オフィスで柑橘人類は心機一転
 ・仕事の進め方――仕事上の決定は合議制だが窓口はひとりにして効率化
 ・みかんぐみの作風――シンプルな幾何学的形態にデザイン・エッセンスを集約
 ・建築家になったわけ――建築家へ至る道程には紆余曲折・千差万別の彷徨あり
 ・悩みごと――複数派のみかんぐみは情報環境の整備が焦眉の急だ
 ・個人的な趣味・嗜好――世相や情報メディアに敏感なみかんぐみの三種の神器は
 ・みかんぐみの代表作品ギャラリー
ADHを剥ぐ
 ・アトリエについて――東京湾の水景を見晴らすデザイナーズ・マンションへ
 ・仕事の進め方――経営は苦しいが楽しんで設計をしている
 ・ADHの作風――洗練された鉄骨構造がデザイン的な特徴
 ・建築家になったわけ――立原道造やプレファブ住宅の子供部屋が刺激で建築家へ
 ・感銘を受けた建築――古典建築やキンベル美術館に感動
 ・最近の関心事――良い建築作品を沢山見ることが良い建築家になる条件
 ・ADHの代表作品ギャラリー
坂本一成研究室をあばく
 ・アトリエについて――研究室が活動の場所
 ・仕事の進め方――口(くち)スケッチによって建築認識の共有化を図る
 ・坂本さんの作風――寡作ながらコンセプチュアルな作品
 ・篠原研究室での思い出――挫折させられたことが教えでした
 ・研究室での活動――最近の活動の成果は『資料集成』
 ・建築家になったわけ――嫌いな教師という職業についてしまった反形式の人生
 ・個人的な趣味・嗜好――物を捨てられない習癖が生み出した私設博物館
 ・坂本一成の代表作品ギャラリー
バーナード・チュミ氏に聞く
 ・建築家になったわけ――若い頃は作家志望であった
 ・オフィスについて――「ラ・ヴィレット公園」コンペで一躍世界的に
 ・建築コンセプト――建築は空間とアクティビティで成立する
 ・個人的な趣味・嗜好――建築以外の分野からの影響が多い
 ・バーナード・チュミの代表作品ギャラリー
北山恒氏に迫る
 ・アトリエについて――スタッフの待遇抜群の設計事務所
 ・仕事の進め方――模型をベースにスタートする住宅設計
 ・北山さんの作風――北山流温室スタイルの楽しい居住空間
 ・教えるということ――設計活動と教職を巧みにこなす
 ・最近の仕事――公共建築への提言
 ・デザイン的特徴――ディテールにこだわる建築家
 ・個人的な趣味・嗜好――趣味・嗜好に無頓着な私生活
 ・北山恒の代表作品ギャラリー
古谷誠章氏に伺う
 ・建築家になったわけ――若き時代の建築家志望
 ・マリオ・ボッタから学んだこと――単純明快な師マリオ・ボッタの教育
 ・アトリエについて――超多忙な事務所と大学のダブル・ワーク
 ・古谷さんの作風――状況対応型の古谷流可変空間コンセプト
 ・個人的な趣味・嗜好――プライベート・タイムは少ないが前衛芝居は大好き
 ・仕事の進め方――公共建築の箱もの批判に一言
 ・古谷誠章の代表作品ギャラリー
ドミニク・ペローを分解する
 ・オフィスについて――都市の強烈なエネルギーを感じるガラス張りのオフィス
 ・ペローさんの作風――常に自然を意識して建築をつくる
 ・不満に思うこと――陽気なペロー氏にも不満はあるのだ
 ・日本のイメージ――日本で住宅を実現してみたい日本大好き人間
 ・個人的な経歴、個人的な趣味、嗜好――個人生活も都市好きの性癖がいっぱい
 ・ドミニク・ペローの代表作品ギャラリー
大江匡氏解体新書
 ・建築家になったわけ――建築家志望には紆余曲折があって東大へ
 ・アトリエについて――独立後はクライアントに恵まれ順風満帆
 ・コンピュータをフル活用――デジタル・アーキテクトとして頭角を現す
 ・大江さんの考え――時代の先端を疾走する建築家はお寺育ちで土壁や畳に愛着
 ・仕事の進め方――テレビでも活躍する大江さんはジャン・ヌーヴェルを意識
 ・個人的な趣味・嗜好――建築家の任務は社会への貢献だ
 ・大江匡の代表作品ギャラリー
あとがきにかえて――インタビュー後記


 
<著者紹介>
〈淵上〉東京外国語大学フランス語学科卒業。89年シネクティックス設立。建築ジャーナリスト、エディター。『ワールド・コンペティションズ』誌編集長。著書に「ヨーロッパ建築案内」など。