丹下健三_KENZO TANGE_

1162号      1166号


京都発大龍堂:メール マガジン通巻1164号 2014年6月29日

新日曜美術館《時代の顔をつくる〜建築家 丹下健三が生きた道〜》

20世紀の建築をリードした丹下健三近代建築史に精通した藤森照信。ふたりが21世紀を拓く人たちに送る新建築社の新刊。※限定2,500部 その他の新建築社新刊

《丹下健三》_KENZO TANGE_
著者:丹下健三・藤森照信
発行:新建築社
体裁:特製本/写真2色・4色刷
/ケース付
判型:278×278mm
総頁:518頁
定価:本体28,500円+税(送料別)
部数:限定2,500部(番号付)
各地で毎月のようにいろいろな建築展がオープンしているが、意外にも丹下健三の作品展はかつて一度も開かれたことはない。建築展ばかりか昭和10年代から現在にいたる長く充実した活動について書かれた本もない。理由は簡単で、自分の歩みをふり返ることにまるで関心をもたれなかったからだ。
その丹下からある日連絡があってうかがうと、「ようやくその気になったから、ちゃんとまとめてほしい」。丹下家と事務所の全面的協力を得ての資料探し多くの建築家へのインタビューと、執筆に6年を費やし、このたび刊行にこぎつけることができた。
丹下はどのようにして世界のタンゲになったのか、現在の日本の建築界はいかに成立したのか─オリジナルな資料と図面と写真と文章から読み取っていただければ幸いである。[藤森照信]
<目次> 
評伝見出し
第1章 生い立ち
第2章 学生時代
第3章 修業時代──前川事務所にて
第4章 戦時下のデビュー
第5章 戦争の果て
第6章 焼け野原にて
第7章 広島ピースセンター
第8章 柱梁の系譜
第9章 シェルの系譜
第10章 壁との格闘
第11章 彫刻的表現
第12章 東京オリンピックプール
第13章 東京計画1960
第14章 都市と海外への転身
第15章 新都庁舎コンペ──帰ってきた丹下主な収録作品
広島平和記念カトリック聖堂
広島ピースセンター
住居
東京都庁舎
清水市庁舎
津田塾大学図書館
倉吉市庁舎
香川県庁舎
広島子供の家
愛媛県民館
図書印刷原町工場
駿府会館
旧草月会館
墨会館
今治市庁舎・公会堂
電通大阪支社
熱海ガーデンホテル
倉敷市庁舎
WHO(世界保健機構)本部計画
日南市文化センター
戸塚カントリークラブ・クラブハウス
香川県立体育館
東京カテドラル聖マリア大聖堂
戦没学徒記念館
国立屋内総合競技場
25,000人のためのコミュニティ計画
東京計画1960──その構造改革の提案
東京計画1986
築地再開発計画
山梨文化会館
スコピエ都心部再建計画
静岡新聞・静岡放送東京支社
日本万国博覧会会場・基幹施設計画
ミネアポリス・アート・コンプレックス
ボローニャ・フィエラ地区センター
サウジアラビア王国国家宮殿
キング・ファイサル財団コンプレックス
シンガポールのオフィスビル群
グラン・テクラン(パリ・イタリア広場)
ナポリ市新都心計画
ナンヤン工科大学
セーヌ左岸都心計画
サイゴン・サウス・プロジェクト
草月会館
赤坂プリンスホテル新館
横浜美術館
東京都新庁舎
愛媛県県民文化会館
シンガポール・インドア・スタジアム
新宿パークタワー
ニース国立東洋美術館
東京ドームホテル
フジテレビ本社ビル
BMWイタリア本社ビル
その他
展覧会の会場構成や舞台装置
全作品の主要データ
日本および世界の作品分布地図
経歴
主な著作・論文