「建築家 林雅子」展_シンポジウム・トークセッション_

1115号      1119号


京都発大龍堂:メール マガジン通巻1117号


《「建築家 林雅子」展》
_シンポジウム・トークセッション_

関連作品図書 建築家 林雅子 1928-2001
<大阪会場>
★展覧会「建築家 林雅子」展・大阪

日時:2002年9月20日(金)〜10月6日(日)
   10:00〜17:00 最終日10:00〜16:00
休館日:火曜日
会場:大阪市立住まいのミュージアム
   〒5300041 大阪市北区天神橋6-4-20
         住まい情報センター8階
TEL:06-6242-1170
入場料:無料
★トークセッション「戦後住宅の潮流と林雅子」U
日時:2002年9月21日(土) 13:30〜
会場:大阪市立住まい情報センター3階大ホール
   〒5300041 大阪市北区天神橋6-4-20 
講師:植田実/岡部憲明/花田佳明/林昌二 他
入場料:無料
定員:300名(当日先着順)
主催・企画:「建築家・林雅子」委員会
協力:大阪市立住まいのミュージアム

●問い合せ:林雅子展事務局
〒160-0012東京都新宿区南元町19信濃町外苑ビル502設計同人内
TEL:03-3353-2275 FAX:03-3353−2426

林雅子(1928〜2001)は日本を代表する女性建築家のパイオニアである。北海道に生まれ、1951年に日本女子大学生活芸術科住居専攻の第1期生として卒業後、東京工業大学清家清研究室で5年間過ごし、設計の実務を学んだ。1958年、女性3人で設計事務所「林・山田・中原設計同人」を設立。当時、男性の世界とされた建築界の中で、自らの努力で新たな道を切り拓いていった。彼女の40余年に及ぶ活動は、多くの住宅作品と、いくつかの公共建築からなる。日本建築の伝統を受け継ぎながら、形式にこだわらず、現代の技術とデザインを駆使して、確かな骨格と大胆なデザイン、緻密で創造力に溢れた細部を特徴とする。1981年、女性として最初の日本建築学会作品賞を受賞し、1985年には米国建築家協会から名誉会員に推挙された。設計活動の傍ら桑沢デザイン研究所、日本女子大学、東京大学、東京工業大学、東京電機大学などで設計指導にあたり、あとに続く者たちへの力強い道標となった。
本展では、林雅子の主な建築作品の写真および模型と共に、自身の手による設計図と、そのライフスタイルを示す資料を展示し、建築家として、また、女性として精一杯に生きた彼女の姿を伝えたいと願う。[林雅子展実行委員会]
■展覧会内容:
鈴木恂監修による会場構成。大阪会場は長坂大協力。
A1サイズパネル約50枚にオリジナル原図、写真、直筆のスケッチを展示。
今川憲英研究室(東京電機大学)によるアクリル模型。花田佳明
研究室(神戸芸術工科大学)、岸和郎研究室、松隈洋研究室(京
都工芸繊維大学)による模型など10数点。
林雅子デザインの家具。
林雅子の愛用した装身具や愛車など。
 
■シンポジウム(東京)およびトークセッション(東京・大阪)を併催
■主要作品を収録した本『建築家林雅子』を刊行(新建築社刊)
■後援:毎日新聞社(社)日本建築学会(社)日本建築家協会(社)東京建築士会(社)大阪府建築士会(社)日本建築協会(社)日本建築美術工芸協会 日本女子大学住居学科 住居の会 桑沢デザイン研究所(株)新建築社
■協賛:(株)イオスコレクション(株)INAX(株)岩本組(株)川島織物(株)きんでん(株)コトブキ CHCシステム(株)須山建設(株)(株)大盛 太陽工業(株)田島ルーフィング(株)(株)天童木工 中山産業(株)(株)日建設計 日本板硝子(株)(株)乃村工藝社 マミ川崎 (株)三海建設(株)水澤工務店(株)ユニオン(アイウエオ順)
 
■主催・企画:「建築家・林雅子」委員会
 代表 清家清 内田祥哉 安藤忠雄 曾田雄亮 今川憲英
 小谷部育子 鈴木恂 村井修 林昌二


新・空間の骨格
_林雅子のディテール2_

著者:林雅子
定価:本体価格3,200円+税
4-395-11102-5

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前著『林雅子のディテール―空間の骨格』に続くもので、1985年から2000年までに竣工した作品の中から27作品を選んでディテールを中心に紹介。図面は原図の紙焼きを使用している。
<目次>
1章 折る:プールのある家,末広がりの家,ほか
2章 割る:段床の家,森の中のふたつの家,ほか
3章 吊る:STEP,ほか
4章 はね出す:大屋根のある家,長崎の家,ほか
5章 混ぜる:鴻巣の家,せせらぎのほとりの家,ほか
6章 省く:兄たちの家U,浜松の家,ほか


林雅子のディテール
_空間の骨格_

著者:林雅子
定価:本体価格3,200円+税
4-395-11045-2
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「私は“空間の骨格”の明らかな建築を造りたいと願っている。その際に、目的に最も良く合致した空間と架構を、さまざまな可能性を探し求めて、それが調和の域に達するよう努力するのが」私の目標であると。本書では、林雅子が試みてきたいくつかの架構形態をあげ、何故、そのような形態をとるに至ったかを明らかにする。便宜上「折る」「割る」「吊る」「はね出す」「混ぜる」「省く」と名づけられた手法によって分類し、作品34点を例に、ディテールを収録し、林雅子の建築世界を現出させる。