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2018年11月29日 | |||||
![]() 『日本書紀の誕生―編纂と受容の歴史―』 編:遠藤慶太、河内春人、関根淳、細井浩志 発行:八木書店古書出版部 定価:(本体4,800円+税)A5・536p カラー口絵8p 978-4-8406-2225-7 ![]() ![]() |
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日本最初の「正史」はどのように編纂され読み継がれたのか。最新の研究成果をふまえ、多彩な分野の研究者21名が日本書紀を読む前に知らなくてはならない事項を書き下ろし主要写本のカラー口絵・文献目録・関連史料集・写本一覧など付録満載。 | |||||
【内容説明】 〔本書の6つのみどころ〕 @日本書紀本文を読む前の入門書 奈良時代の編纂事情と、奈良時代以後に読み継がれた受容に着目し、その最新研究の最前線を示す。 日本書紀本文を読む前に、知らなくてはならない事項を提示する、待望の日本書紀研究入門。 A学際的アプローチ 日本史、朝鮮史、日本文学、文化史、日本語学、漢籍受容史、思想史、神道史など、各界をリードする研究者21名が多角的・学際的に考察。全編書き下ろし。 B日本書紀編纂の謎に迫る 日本書紀の編纂資料の実態とは。幻の系図一巻とは。記事はどのように形成されたのか。 日本書紀の本文表現に強く影響を与えた漢籍受容の実態とは。発掘された木簡が語る日本書紀「潤色」の論理とは。神話はどのように形作られたのか。暦の年月日記載から読み解く記事の信憑性とは。編纂にまつわる様々な謎を解き明かす。 C読み継がれた日本書紀の多面な受容の歴史 日本書紀講書の諸問題とは。日本書紀神話が変容し再生した中世日本紀とは。日本書紀の写本を残した吉田家の神道思想とは。日本書紀を読み継いだ痕跡「古訓」を読み解くために必要な知識とは。 源氏物語にみえる日本書紀とは。奈良時代以後、様々な形で読み継がれた日本書紀受容・読書の歴史を明らかにする。 D豊富なカラー口絵 日本書紀の代表的な古写本8点をカラー掲載。なかでも学界で最近紹介された日本書紀の現存最古写本の一つ、大垣本(平安前期・神代巻上断簡)を新撮影し収録。 E多数の付録 主要写本一覧、関連史料集、文献目録、複製本・ウェブアクセスガイドなど、日本書紀を調べるための付録を満載。 |
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[目次] カラー口絵 日本書紀の古写本(遠藤慶太解説) 序 河内春人 T部 総論―日本書紀研究とは何か― 1 荊木美行「日本書紀研究の現在」 2 石上英一「日本書紀の写本」 コラム 是澤範三「海外の日本書紀研究1―台湾―」 コラム 赤羽目匡由「海外の日本書紀研究2―韓国―」 U部 日本書紀の前史 1 関根 淳「天皇記とその前後」 2 遠藤慶太「古事記と帝紀」 3 河内春人「日本書紀系図一巻と歴史意識」 4 廣瀬憲雄「百済三書と日本書紀」 コラム 沖森卓也「日本書紀の語法―和習―」 V部 日本書紀の成立 1 榎村寛之「記紀神話・伝承における素材・文学性・政治性」 2 細井浩志「日本書紀の暦日について―雄略紀を中心に―」 3 田宗平「日本書紀神代巻における類書利用」 4 市 大樹「木簡と日本書紀の用字」 5 笹川尚紀「記事の形成―允恭紀の中臣烏賊津使主伝承を中心に―」 6 久禮旦雄「神話の形成と日本書紀の編纂」 コラム 関根 淳「仮名日本紀」 W部 日本書紀の受容と展開 1 長谷部将司「日本紀講書と受容―八世紀における日本書紀の普及について―」 2 是澤範三「日本書紀古訓論」 3 原 克昭「中世日本紀」 4 平沢卓也「吉田家と日本書紀―吉田兼倶の神代巻講釈を中心に―」 コラム 石田実洋「慶長勅版の神宮献納」 コラム 松本 丘「垂加神道における日本書紀研究」 コラム 湯淺幸代「源氏物語と日本書紀」 付録 1 日本書紀訓点本諸本一覧(是澤範三) 2 日本書紀関係記事史料集 3 日本書紀研究文献目録(抄)(関根 淳) 4 日本書紀写本の複製一覧―影印本・ウェブ画像― あとがき 遠藤慶太 |
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