HP内の目次へ・検索もできます! 飛燕荘は別名「中林邸」です。掲載誌 『住宅特集 2009年2月号』

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飛燕荘は別名「中林邸」です。掲載誌 『住宅特集 2009年2月号』
『住宅特集 2009年2月号』

編集・発行:新建築社
定価:(本体1,905円+税)A4・168p
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特集:改修・改築 長い時間を経て暮らす家
室伏次郎 手嶋保 浅利幸男 メジロスタジオ 矢田朝士 山代悟+西澤高男 塚本由晴+貝島桃代
作品:川口通正 服部信康 横内敏人 高野保光 五十嵐淳
[日本建築学会 近畿支部 支部長 渡邉 史夫 中林邸の保存に関する要望書]
飛燕荘は別名「中林邸」です。
村野藤吾設計の「飛燕荘」という住宅は1941年の竣工なので、もう築70年近くになる住宅です。
敷地の手前から眺めると、とても上品なたたずまいです。
日本の近代住宅における最大の課題は和と洋の二重生活に建築としてどのように対応するかという点にあった。ここでは東側の公室をイス座の洋間とし、西側の私室群をユカ座の和室とする一般的な使い分けに従いながら、応接室や階段ホールなどを中間的な領域として扱うことで、和洋を滑らかに連続させることに成功している。意匠的にも、玄関廻りの大理石を多用した歴史様式から、ホールのモダンデザインを経て、私室群での純和風に至る流れは違和感なく統合されている。ここには明治以来の邸宅建築の課題が巧みに解決されているといえる。また、ここで用いられている建築材料はきわめて良質なものであり、それを生かす施工の技量もまた驚くべき水準にある。
・村野藤吾作品における評価
村野藤吾は日本近代を代表する建築家の一人であり、文化勲章を受章し、芸術院会員でもあった。村野藤吾は1929 年に自らの事務所を設立し、森五商店、心斎橋そごうなどの設計で高い評価を得る。建築家として声価を高めるにつれて大邸宅の設計を手がける機会も多くなり、1930 年代には中山悦治邸、中山半邸、中橋武一邸など設計している。それらでは、突き板による平滑な面を生かしたモダンデザイン的なインテリアが追求されており、また和風住宅の伝統を生かす手法がさまざまに試みられていた。当建築では、それらの手法を駆使しつつ、モダニズムの幾何学形態の中に象嵌による装飾を織り交ぜたり、和室においても書院造り的な格調を追求するといった新たな展開を見せている。いわば村野藤吾が戦前期に到達した住宅設計手法の総決算というべき作品といえる。これらの点から見て、当建築は近代住宅史上、傑出した存在であり、その価値はきわめて高いということがで出来る。
PDF[日本建築学会 近畿支部 支部長 渡邉 史夫 中林邸の保存に関する要望書]



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